志望動機を重視する企業は少なくありません。
そのため、就職や転職において、これが採用不採用の決め手となることもよくあります。
自分ではよかれと思って言ったことも、相手にとって悪印象を与えることもありますので、十分に気をつけてください。
ここではいくつかの「NGな志望動機」を挙げていきます。
最も多いのが、志望動機があまりに漠然としていることです。
相手の質問にもスムーズに受け答えができず、何とか熱意だけで押し切ろうとする人は結構多いのではないでしょうか。
人の役に立つ仕事がしたい。
とにかく精一杯頑張りたい。
などのような言葉はどこの企業に対しても通用する言葉で、その企業を選んだ理由にはなりません。
そもそも志望動機は、なぜその会社を選んだかというものなので、具体的に述べるのが絶対条件といってもいいでしょう。
また、給料や制度などの待遇を強くアピールするのも好まれません。
もちろん給料は高ければ高いほどいいでしょうが、それをストレートに伝えたところで、決して良い印象は抱かれないでしょう。
お金のために転職したということを聞かされても、採用側は良い印象を受けません。
同様に「残業が少なそう」「休みがきちんと取れそう」というのも、仕事に対する積極性が感じられず、あまり感心されない動機です。
志望動機は、あくまでも事業内容や業務内容に関することを述べるべきです。
そのためにも、あらかじめその企業に関して知っておく必要があります。
ホームページや資料などできちんと情報を頭に入れておき、そこから自分なりの志望動機を考えることが大切です。