IT業界への転職では、自社ではなく常駐先ばかりの仕事になるケースもあります。
それがイヤでIT業界をやめる方もいらっしゃいますし、他業界へ転職後は、「自分がこの企業の一員だ」ということを実感しながら働くことができるようになったとのことですから、希望が叶ったということですね。
ある調査によると、IT業界から離れる方の多くは、企業に対しての将来性に不安を感じていたり、他にやりがいのある仕事を見つけたり、という理由が多いです。
IT業界の仕事自体は好きだけれど、もっとメンタル部分を充実させたい、生活を安定させたいという理由で離職するということでしょう。
また、SEなどは、ハードな仕事が続き、その仕事環境にも疑問を感じ、体力的についていけないと思って転職する方も多いです。
これからIT業界への転職を考えている方には、ちょっと気になる離職理由でしょうが、IT業界に憧れているだけではなく、実態も知っていたほうがよいと思います。
それでも、IT企業への転職をするのであれば、好きな仕事なのでしょうし、覚悟を決めてがんばればよいのではないでしょうか。
もともと、長く勤める方も少ない業界なので、体力の続く限り2年とか3年とか、そこでがんばってみて、また転職しても良いでしょう。
IT業界から離れて転職する方は、まず、自分のやりたいことがブレないようにしっかり持っていましょう。
そうでないと、IT業界にいたということから、次の就職先でも、社内システムの担当になってしまうケースもあります。
企業としては経験者が来てくれることは重宝しますので、そうした職種で雇おうとしている一般企業もいるでしょう。
何がやりたいのか、具体的にイメージをして、面接できちんと交渉できるようにしたいですね。